普段、仕事でパソコン作業が多く、昔から肩こりに悩まされてきました。
パソコン作業が終わり、腕を回してみると「ゴキゴキ」と肩から音がなるようになりました。
これは相当肩こりがひどい状況になっているなと思い、何か解消できる方法がないかと探していると、「フォームローラーで筋膜リリース」をすると良さそうと思い、始めてみました。
そして1年ほど使用してみて、肩こりが驚くほど楽になったのでその方法をご紹介します。
フォームローラーとは
直径約15cm、長さ約30cmぐらいの筒状の器具になります。
この筒状の表面にウレタンやポリエチレンの素材で覆われており、ソフトな当たり心地で体中の筋膜をリリースするため、転がしながらしようするものになります。
長さや素材の硬さは色々あるが、肩や首のコリを解消する目的であれば標準的タイプのもので問題ないかと思いますが、初めて使用するときは痛く感じるかと思うので、柔らかい素材のものを選んで、慣れてきたら標準タイプの素材のものに変えるのもアリかと思います。
筋膜リリースとは
筋肉や内臓、血管など体中の全ての組織を覆っている膜のことで、長時間同じ姿勢で作業をしていたりすると、その筋膜が長く引っ張られた状態となり、筋膜が癒着し、元の位置に戻りにくくなります。そのため、フォームローラーなどを用いて癒着を開放して筋膜を元の位置に戻してやることで、体の不調を取り戻すことになります。
肩こりの改善
筋膜リリースを行うことで、肩こりの原因の一つである「血液やリンパの流れ」が滞っていることが考えられるため、筋膜の癒着を開放し、筋肉の動きがスムーズになることで、血行が改善し、肩こりの軽減が期待できます。
フォームローラーの使い方~首のコリ~
- フォームローラーを床に置きます。
- ちょうど首が収まる位置に仰向けになります。
- ゆっくり左右に頭を振ります。痛みがある場合は優しくフォームローラーに乗せるように刺激を与えます。あくまでも気持ちいい範囲で実施してください。
- 次に頭と首の付け根より少し頭側にフォームローラーを置いて、ゆっくりと左右に頭を振ります。この場合も気持ちいい範囲で実施してください。
- 最後に元の首の位置に戻して、フォームローラーの左右を手で持って前後に回して首に刺激を与えます。
- 各部位を10回づつぐらい行います。
フォームローラーの使い方~肩のコリ~
- フォームローラーを床に置きます。
- 肩甲骨近辺にフォームローラーが当たるように仰向けになります。その際、骨が当たって痛いようであれば、その前後の痛みが無いあたりに体を移動してください。
- 両手を頭の後ろに組んで足を使って前後にフォームローラーをゆっくり動かしていきます。あくまでも気持ちいい範囲で実施してください。
- 肩甲骨から肩、首にかけてゆっくりと10回づつぐらい行います。
フォームローラーの注意点
気持ちい範囲でできればよいのですが、下記の場合、フォームローラーを使用するのはやめましょう。
- 痛みが強く感じる部位での使用
- 炎症が起きている部位での使用
上記の部位で使用した場合、さらに痛みや炎症が悪化する恐れがあるので、フォームローラーを使用しないでください。
まとめ
フォームローラーを使い始めて1年ぐらい立ちますが、少し肩や首が重いなと思ったときに筋膜リリースを実施しています。なので毎日やらなくてはだめというわけではなく、必要に応じてできればよいと思います。
また、使いはじめは体も硬い状態かと思うので、お風呂上りや、ストレッチを行った後に実施すると体も温まった状態でできるので、気持ちよくておすすめです。
私が使い始めたときは、フォームローラーで刺激を与えているときも肩回りから「ゴキゴキ」と音が鳴っていたのですが、今ではフォームローラー使用中、音も鳴らずに気持ちよく筋膜リリースできております。
個人差はあるかと思いますが、肩や首のコリに悩まされている方はぜひ試してみてくださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。